26 Jun 2019
D-Wave、量子ハイブリッド戦略とD-Wave Hybridの一般提供を発表
2019年6月26日
D-Wave、量子ハイブリッド戦略とD-Wave Hybridの一般提供を発表
D-Wave Systems社は、量子アニーリングと従来の計算手法を組み合わせたハイブリッドアプリケーションを構築および実行するためのシンプルなオープンソースハイブリッドワークフロープラットフォーム「D-Wave Hybrid™」を一般提供いたします。D-Wave Hybridは、D-WaveのLeap™量子クラウドサービスに含まれるOceanソフトウェア開発キットの一部であり、現在、https://github.com/dwavesystems/dwave-hybrid から、ダウンロード可能です。D-Waveハイブリッドフレームワークは、開発者に簡素化されたワークフローコントロールを提供し、開発者は従来のシステムと量子システムの両方を並行して使用でき、システムパフォーマンスの洞察が得られ、システム全体のコードを最適化でき、量子ハイブリッドアプリケーションをより簡単に開発できます。
D-Wave Hybrid概要
ハイブリッドワークフロー制御:
従来のコンピュータ、現在のD-Wave 2000Q™システム、および将来の量子システムで実行できるハイブリッドアプリケーションの迅速な開発ができます。
モジュラーアプローチ:
ロジックを組み込んで、従来タスクと量子タスクの分散を簡素化し、開発者はシステム間で割り込みと同期を行うことができ、各システムから最大限の計算能力を引き出すことができます。
問題の解体再構築:
量子処理ユニット(QPU)に収まらない大きな問題を、ソリューション全体に再結合されるパーツに分解することができます。
使い慣れたコーディング環境:
使い慣れたPythonベースのフレームワークとドキュメントには、量子力学の知識がなくても簡単に使い始めることができるサンプルが含まれています。
柔軟性:
多数のサンプルハイブリッドワークフローが含まれており、開発者は解決している問題に最適なワークフローを探索できます。
Leap量子システムアクセスとQuantum Application Environment(QAE):
D-Wave 2000Qシステムや学習ツールを含むQAEリソースへのリアルタイムアクセス、また、開発者とのコラボレーションが容易なコミュニティおよび技術フォーラムを提供します。
D-Wave Hybridは、従来のシステムと量子システムを横断してアルゴリズムを構築し実行することを簡素化し、開発を加速できるように設計されており、継続してお客様の実際のアプリケーション開発を支援します。
詳細については、https://www.dwavesys.com/press-releases/d-wave-announces-quantum-hybrid-strategy-and-general-availability-d-wave-hybridをご覧ください。