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26 Feb 2020

D-Wave、Leap 2を発表、実稼働する量子アプリケーションへの扉を開く

量子クラウドサービスにより、開発者と企業に、ハイブリッド量子アプリケーションを開発および展開するための、類のない包括的な環境を提供。

D-Wave Systems社は、開発者や組織向けに設計された最初の量子クラウドサービスであるLeap2の提供を発表しました。D-Wave量子システムへのリアルタイムアクセスに加えて、量子アプリケーション環境(QAE)を拡張して、クリティカルなビジネスアプリケーションの開発を推進し、それらを本番環境に導入するために必要な新しいツールとリソースを提供します。

ハイブリッドソルバーサービス(Hybrid solver service):

  • ハイブリッドソルバーサービスは、マネージドクラウドベースのサービスであり、ユーザーは最大10,000変数の大きく複雑な問題を簡単に解決できます。ハイブリッドソルバーは、D-Waveの高度なアルゴリズムを使用して問題を解決する最良の方法を決定し、量子および古典的なクラウドリソースをハイブリッドに活用し、自動的に問題を実行します。

統合開発者環境(IDE):

  • IDEは、量子ハイブリッドPython開発用のクラウド内にビルド済みの、すぐにコーディングできる環境です。Leap IDEには、最新のOcean SDKがセットアップおよび構成されており、新しいD-Wave Problem InspectorとPythonデバッグツールが含まれています。シームレスなGitHub統合により、開発者は最新のサンプルに簡単にアクセスでき、IDE内からOceanツールに貢献できます。

問題の検査:

  • Problem Inspectorは、より高度な量子開発者向けですが、問題が量子処理ユニット(QPU)にどのようにマップされるかを視覚的に確認できます。問題の論理的および埋め込まれた構造を示すことにより、problem inspectorはQPUから返された解を表示し、開発者が結果を改善できるようにする注意喚起を提供します。

柔軟なアクセス:

  • Leap2は、量子システムと古典的システムをまたがった料金体系であり、ご契約料金の範囲内でそれぞれの計算時間を柔軟に利用できます。

 

詳細については、https://www.dwavesys.com/press-releases/d-wave-launches-leap-2-opening-door-production-quantum-applicationsをご覧ください。

尚、こちら(https://www.youtube.com/watch?v=b1nLoem9tXM)のProblem Inspectorご説明動画も、ぜひご